メロの正式な和名は「マジェランアイナメ」または「ライギョダマシ」といい、南極近くの冷たい海の水深1,200〜1,800メートルに生息する深海魚です。日本ではほとんど流通しておらず、“幻の魚”とも呼ばれています。 厳しい自然環境のなかで12〜15年もの歳月をかけてゆっくりと成長するメロには、上質な脂がたっぷりと蓄えられています。さらりとした脂は料理にコクを与え、身を口に入れると繊細ながら力強い旨みを味わうことができます。
わたしたちがメロカマを提供できる理由は、オーストラリアに構えるマルハニチログループのAUSTRAL FISHERIESが自社船で漁獲しているから。船上で即時凍結を行い、鮮度を保持したメロカマをそのまま加工場へ。独自ルートを持つマルハニチロだからこそ、希少なメロカマを提供できるのです。
メロカマの加工を行っているのは、約50年間、水産品の加工販売を行っている国内のパートナー工場。手作業で丁寧にメロカマを一つひとつ選別・検品し、規格に合わせた品質の維持と管理を徹底しています。素材の良さを最大限に活かすための、真摯な姿勢と確かな技術。それが、わたしたちのメロカマには詰まっています。
メロカマの特徴は、濃厚な旨みと、ジューシーな脂のり。脂にコクがあるため、味噌のほのかな塩味と甘味との相性は抜群です。味噌が焦げるのを防ぐため、焼く際にはフライパンにアルミホイルを敷くのがおすすめ。中火で皮がパリッとするまで焼き、ひっくり返して弱火でじっくり火を通すと、ほろほろでプリプリなメロカマ西京焼きが楽しめます。
幻の高級魚メロのカマ部分を味噌漬けに。メロカマのジューシーな脂と味噌のほのかな塩味と甘みとは相性抜群。家庭で上品な西京焼きを堪能できます。